
送別の餃子ー中国・都市と農村肖像画
¥1,980 税込
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著者:井口淳子 イラスト:佐々木優
発行:灯光舎
仕様:A5変型判/並製/224ページ
筆者の井口さんが中国のフィールドワークを通じて出会った人々が描かれています。
そこに生きる人々の本気の、鮮烈なやりとりがどの章からもあふれています。
1988年以降の中国の風情を強く感じられる一冊です。
手に取った瞬間「ん?餃子?」と思ってしまう手触りの帯は是非お手に取っていただきたい。
○灯光舎 紹介文
中国の北方では、人々は別れの時に、手作りの水餃子を囲んでその別れを惜しむという。
自身の研究分野を「民族音楽学」に決めた著者が選んだ調査地は中国の農村。1988年、文化大革命後に「改革開放」へと舵をきった中国で、右も左もわからぬまま「研究」への情熱と未知なる大地へのあこがれだけで、彼女のフィールド調査がはじまった。
中国の都市や農村での調査をきっかけにさまざまな出会いがあった。「怖いものはない」という皮肉屋の作家、強烈な個性で周囲の人々を魅了し野望を果たす劇団座長、黄土高原につかの間の悦楽をもたらす盲目の芸人たち……「親切な人」とか「ずる賢い人」といった一言では表現できない、あまりにも人間臭い人々がここにはいる。それぞれの物語で描かれている風土と生命力あふれる登場人物に心うごかされ、人の心のありようについて考えてみたくなる。
1988年以降の中国という大きな舞台を駆け巡った数十年間には無数の出会いと別れがあった。その中から生まれた14の物語をつづったエッセイを、40以上のイラストとともにお届けします。
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