「銀河を産んだように」などⅠⅡⅢ歌集
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著者:大滝和子
発行:短歌研究社
仕様:新書判/284ページ
○短歌研究社 紹介文
第一歌集『銀河を産んだように』、第二歌集『人類のヴァイオリン』、
第三歌集『竹とヴィーナス』、既刊の全三歌集を完全収録。
——いつかは自分が、と夢見た短歌が既にこの世に存在した。衝撃で目の前が真っ暗に。
あの日から、大滝和子さんの世界に憧れ続けている。 穂村 弘
【自選三首】
サンダルの青踏みしめて立つわたし銀河を産んだように涼しい 『銀河を産んだように』
張りつめたガラスごしなる月光よ 百合のなかにも奥の細道 『人類のヴァイオリン』
たれもみな初恋のひと秘めている雑踏という森へ入りゆく 『竹とヴィーナス』
著者プロフィール
大滝和子(著)
1958年、神奈川県に生まれる。1981年、早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。1983年「未来」に入会。その後、岡井隆に師事する。
1987年、合同歌集『保弖留海豚(ホテル・ドルフイン)』に参加。同年、未来年間賞を受賞。1992年、「白球の叙事詩(エピック)」30首にて第35回短歌研究新人賞を受賞。1994年、歌集『銀河を産んだように』(砂子屋書房)刊行。1995年、同歌集にて第39回現代歌人協会賞を受賞。2000年、歌集『人類のヴァイオリン』(砂子屋書房)刊行。2001年、同歌集にて第11回河野愛子賞を受賞。2007年、歌集『竹とヴィーナス』(砂子屋書房)刊行。2014年10月号から2016年9月号まで、「短歌研究」に作品連載30首全8回を掲載。2024年、現在も作歌活動を続けている。
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