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キミは文学を知らない。

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著者:山本英子
発行:灯光舎
仕様:B6変型判/上製/218ページ

○灯光舎 紹介文
京都で小説を書き続けた二人の作家のなにげない日々。

歴史小説家の故山本兼一と児童書作家「つくもようこ」こと山本英子、
二人の作家の明け暮れが綴られたエッセイ集。

淡々として、時にユーモラスな筆致のなかに存在する、二人が作家として生きてきた証が、
私たちの日常に小さな問いを投げかける。

夢や目標は、そう簡単に叶うものではないかもしれない。それでも、楽しいと思えること、自分の信じるものにひたむきに向き合って生きることを本書は伝えてくれる。

「あなたは、あなたを生きているか」

最終章にあるこの言葉は、本書が発する大切なメッセージであると思う。


著者、山本英子さんの夫である山本兼一さんは、『利休にたずねよ』を著し、直木賞を受賞した。しかし、2014年に惜しくも57歳という若さで急逝。出版した小説は24冊にもなる。

本書の前半では、10年前に亡くなった夫・山本兼一さんが残した取材ノートや手帳を改めて紐解き、自身の記憶を重ねて夫のありし日が語られていく。後半になると、次第に内容の主軸が英子さん自身に移り、自身の思い出に残る本や児童書を書くきっかけとなったエピソード、葛藤などが織り交ざったライフストーリーが展開する。

「道に迷いそうになったら、日本を探して歩くといい」と語り、この世を去る直前まで物語を書き続けた作家・山本兼一。
子どもたちに、自分のなかの「好き」を大事にして人生を歩んでほしいと想って筆をとった山本英子。

物書きとして生きること、葛藤や悩み、喜び。
小説を読んでいるような独特な文体で描かれたふたりの日常から浮かび上がる「作家性」や半生について。

本書を刊行する2024年は、山本兼一さん没後10年。


【山本兼一さんの経歴と主な著書】

1999年『弾正の鷹』で小説NON創刊150号記念短編時代小説賞佳作。
2004年『火天の城』で第11回松本清張賞を受賞。
2009年『利休にたずねよ』で第140回直木三十五賞を受賞。
2012年第30回京都府文化賞功労賞受賞。
2014年逝去。

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